2019年11月18日発売の週刊ヤングマガジン2019年51号で『 皆殺しのアーサー』8話が掲載されました。
サクソン人とブリトン人のハーフの秘密をばらし、エクスターの街と決別したモルドレッド。
モルドレッドは、アーサー王の本拠地キャメルフォードの街に到着します。
モルドレッドは怪我の治療もできないまま、軍議に出席させられます。
軍議はグロスタシア城の攻略が議題でした。
軍議の場に現れたドルイドのマーリンが現れました。
モルドレッドに声をかける謎の男。
ドルイドのマーリンは予言をはじめます。
どのような予言がくだされるのでしょうか?
本記事では、皆殺しのアーサー8話『円卓の騎士』のあらすじと感想を紹介していきます
※ここから先はネタバレ注意です。
▼前回の話をおさらい▼
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皆殺しのアーサー8話のあらすじネタバレ
軍馬が3列にならび、キャメルフォードの街を行進しています。
エクスターの街を出て、約5日モルドレッドはアーサー王と円卓の騎士団の本拠地キャメルフォードの街へ到着しました。
キャメルフォードの街は、古代ローマ帝国に似たしっかりした石造りの街です。
3列にならび行進するアーサー王の軍隊に、沿道に集まった人とバルコニーにいる人達は、綺麗な花びらをまきアーサー王の軍隊の帰還を歓迎しています。
キャメルフォードの街は神殿のような建物、巨大な会議場に見える建物。様々な建造物が立ち並んでいます。
キャメルフォードの街を行進を続けるモルドレッドは、キャメルフォードの大きさに驚愕します。
馬を止める場所に着き、モルドレッドは馬から飛び降ります。
怪我が治っていないモルドレッドはグラつき、倒れかけますが手綱を握り倒れるのを防ぎました。
やっと休憩できる、傷の手当てもしなければと考えるモルドレッドのもとに、円卓の騎士は軍議に参加するよう伝える使者が来ました。
疲れた顔をしているモルドレッドを見て、使者は体の調子が悪いのですか?と尋ねます。
体の調子を尋ねられたモルドレッドは、傷を負った円卓の騎士がランスロットに首を刎ねられた出来事を、ハッと思い出しました。
モルドレッドは使者に軍議に向かうと伝え、軍議の場所に案内するよう言いました。
円状の巨大な広間の中央、アーサー王が玉座に腰をかけています。アーサー王は厳めしい顔をしたまま沈黙しています。
アーサー王の周りに円状の机が並び、円卓達の騎士が椅子に座り会議が始まるのを待っています。
アーサー王の横に立つ、長髪の美形な男ランスロットが円卓の騎士に軍議の開始を告げ、軍議の議題は2か月戦闘状態のグロスタシア城の攻略だと言いました。
厳めしい顔のままアーサー王が、いつも通り神に尋ねるよう言います。
ジャラジャラと金属の音をさせながら、大きな杖を持ち、大きい布を頭の上から被り、布は地面につかないよう従者に持たせた人物が入場してきました。
あの人物は誰だ?と考えるモルドレッドに、面倒くさいと悪態が聞こえてきました。
モルドレッドが声のほうを向くと、舌打ちをしている人物がいます。
儀式なんてやめて、全員好き勝手に戦えばいいんだよ、お前もそう思わないか?と尋ねてきました。
黒髪の狼を思わせる精悍な顔つきの男でした。左頬に切り傷の跡が見えます。
黒髪の男は発言を続けます。ドルイドは古き神の声が聞こえる一族、ドルイドは神とアーサー王と円卓の騎士をつなぐ先導者。
名はマーリン。アーサー王を導くドルイド様。
とモルドレッドに説明しました。
黒髪の男にマーリンと説明された人物は女性でした。多くの首飾りをつけ、腰に布をまいているだけの姿です。
ランスロットが花で満たされたお盆をマーリンに捧げます。
お盆の中央に立派な杯(最後の晩餐でキリストが持っているような器)が置かれています。
マーリンは杯を手に取り頭上に掲げ、中に入っていた液体を零しました。
マーリンは零れた液体を舌でうけ、液体を飲み干しました。
あの液体はサクソン人の血だと、黒髪の男はモルドレッドに説明する。
マーリンがすっと瞳を閉じます、瞳を開けると瞳の色が変わっていました。
予言が嘘か真実か疑うモルドレッド。
マーリンが口を開きます。グロスタシア城の鉄壁の守備を打ち破る英雄は、
『盾の騎士 ケイ卿』『太陽の騎士 ガウェイン卿』『湖の騎士 ランスロット卿』
彼らはグロスタシア城を落とす運命、城が落ちるのは14日後と告げました。
お告げを聞いたランスロットは、円卓の騎士は戦の準備、軍議は終了と言いました。
円卓の騎士達が軍議の場から続々と退席していくなか、モルドレッドは一人考え込んでいます。
グロスタシア城は重要な拠点、2ヶ月落城しなかった城を半月で落とせるのか?
考えごとをしているモルドレッドに、黒髪の男が予言に不満があるのか?真っ先に死にそうな顔しているぞ。と言いました。
モルドレッドに教えるように黒髪の男は話します。
マーリンの予言は、作戦の成功を保証していない。俺たちが予言を実現させてきた、と言いきりました。
円卓の騎士達は予言通り、作戦を実行し実現してきたのです。予言を実現することがアーサー王の伝説の正体だと気づきました。
黒髪の男は続きの説明は戦場でなと、モルドレッドに言います。
戦場?と不思議な顔をし、黒髪の男を見るモルドレッド。
モルドレッドの顔に気づいた黒髪の男は、俺の名はガウェインと伝えました。
黒髪の男は予言の3名の一人でした。
ランスロット隊の新入りだろ?ランスロット隊は人の入れ替わりが激しいから気つけろと、ガウェインはモルドレッドに忠告します。
注意しても、円卓の騎士はどこも入れ替わりが早い、アーサー王の下じゃ役立たずから死んでいく。
俺らは使い捨て、黙って死ぬために円卓の騎士になったのかとモルドレッドに言い放ちました。
黙ってガウェインを睨むモルドレッド。
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皆殺しのアーサー8話の感想と考察
キャメルフォードの街は予想以上に栄えていました。
てっきりエクスターの街に毛が生えた程度と考えていたら、古代ローマ帝国の街並に似ています。
怪我を負いながら5日近くも移動し、怪我の治療する間もなく軍議に呼び出されるモルドレッド。
殺されないためにも軍議には出席しなければいけません。苦労続きで可哀想になってきました。
軍議の間、モルドレッドの横に座った解説役のガウェイン。
マーリンと儀式の説明と大活躍でした。
最後の忠告もモルドレッドが死なないアドバイスなのか?ただの嫌味なのか?今のところ判断できません。
アーサー王伝説の正体が判明しました。
予言通りの戦果をずっと挙げてきたのが正体でした。予言通りの戦果を挙げれば、予言が当たったことになる。
思った以上にアーサー王と円卓の騎士は過酷な軍団でした。
予言通りの戦果を挙げ続ける、アーサー王と円卓の騎士は優秀とも言えます。
どのような作戦でグロスタシア城を落とすのか楽しみです。
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